京都の老舗で長年腕を磨いてきた店主が、上熊本で開いた天ぷら割烹「京咲」。
ふだんの食事というより、大切な記念日や夫婦の祝い事、接待など“ここぞ”という時間に選ばれることが多いのは、京料理ならではの繊細さと、天ぷらという親しみやすさの両方を備えているからです。
天ぷらというと気軽な料理をイメージされる方もいますが、京咲の一品はひと口食べれば印象が変わります。
衣の軽さ、油の香りの澄み方、素材の温度がそっと舌に触れる感覚。そのすべてに京料理で培った感性が息づきます。
1つ目は「素材の活かし方」。
京都から取り寄せる食材に加え、熊本の恵みを組み合わせ、季節ごとの“おいしい瞬間”を逃さず仕立てます。
車海老や旬魚、山の幸など、どれも「こんな味わい方があるんだ」と驚かれることが多いです。
2つ目は「丁寧な下ごしらえ」。
下ごしらえの細やかさは京料理そのもの。
薄い衣に包まれた素材が軽やかに揚がる音が、カウンター越しに心地よく響きます。
「天ぷらってこんなに香りが違うんですね」と言われる方も珍しくありません。
3つ目は「特別な時間を整える雰囲気」。
店は上熊本でも静けさの残る京町にあり、祝い事や接待にぴったりの落ち着いた空気があります。
「大切な人を連れてきたくなるお店」と喜ばれるのは、この雰囲気あってこそです。
上熊本にお住まいの方は、ぜひ京料理が息づく天ぷらの世界を味わいにいらしてください。