京料理をコンセプトにした料理は、他の和食にはない独特の特徴がいくつかあります。
まずは季節感。
春なら筍やふきのとう、夏なら鮎や賀茂なす、秋なら松茸や栗、冬なら白子や京人参など、旬の食材を使って料理を構成します。
見た目でも「季節」を感じられるよう、盛り付けや色合いにもこだわるのが特徴です。
そして盛り付けや器の使い方。
味だけでなく、目で楽しむことも京料理の重要なポイントです。
器の選び方、盛り付けのバランス、色彩の調和まで丁寧に考えられます。
料理を見ただけで季節や食材の特性が伝わることが多く、「食べる前から楽しめる」という点が特徴です。
そして出汁と味付けの繊細さ。
味付けは控えめで、出汁の旨味や素材の風味を最大限に活かすことが基本です。
塩や醤油を使う場合も、ほんの少しで食材の味が際立つように調整されます。
あとは、心遣いやもてなしの意識もあります。
京料理は「見て、香り、味わう」という五感すべてで楽しむことが前提で、食事を通して季節や情緒を感じてもらうことを目的としています。
料理を出す順番や盛り付けの工夫、器の扱い方など、もてなしの心が随所に表れます。
当店は京料理の技術を活かした天ぷらを中心に数々のメニューをご案内しています。
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