上熊本、熊本城のほど近く、京町の江戸情緒が残る一角にある天ぷら割烹「京咲（きょうさき）」。
ここは、京都の老舗で修業を積んだ店主が、その技と心を地元・熊本で表現した特別な空間です。
こぢんまりとした佇まいの中に、京都から仕入れる旬の食材や、熊本の地物が絶妙に融合。
季節の香りを揚げたての天ぷらにのせて、目の前で一つずつ仕上げていきます。
京料理の繊細な技を活かした「天ぷら」は、サクッと軽やかな衣の中に、食材本来の香りと旨味がぎゅっと詰まっています。
春なら筍や山菜、夏はとうもろこしやアナゴ、秋には舞茸や栗、冬は白子や蕪など、季節ごとの顔ぶれが楽しめます。
カウンター越しに目の前で仕上がる様子はまさにライブ。
職人の真剣な手元、ジュワッと音を立てる油の音、揚がった瞬間の立ちのぼる香り、すべてがこの店のごちそうです。
コースは「季節のコース」をご用意。
前菜から始まり、お造り、逸品料理、そしてメインとなる天ぷらへ。
車海老を筆頭に、魚介3種、野菜5種、どれもが一番おいしい状態で供されます。
締めには天丼か天茶を選べ、赤出汁とともにいただくその一口に、心がほどけるような満足感が広がります。
特別な日にはもちろん、ちょっと贅沢したい平日にも。
肩肘張らず、けれど丁寧に整えられた時間が、ここには流れています。